世界経済見通し一覧。国際通貨基金(IMF)、世界銀行、経済協力機構(OECD)の実質国内総生産(GDP)成長率予想を一覧にまとめた。
世界経済見通し 2014年~2015年
年 | 2014年 | 2015年 | ||||
機関 | IMF | 世界銀行 | OECD | IMF | 世界銀行 | OECD |
世界全体 | 3.3% | 2.8% | 3.3% | 3.5% | 3.0% | 3.7% |
米国 | 2.2% | 2.1% | 2.2% | 3.6% | 3.2% | 3.1% |
日本 | 0.9% | 1.3% | 0.4% | 0.6% | 1.2% | 1.0% |
ユーロ | 0.8% | 1.1% | 0.8% | 1.2% | 1.1% | 1.4% |
新興国 | 4.4% | 4.8% | - | 4.3% | 6.7% | - |
中国 | 7.4% | 7.6% | 7.3% | 6.8% | 7.1% | 7.0% |
【IMF】
2015年1月20日、2015年の世界全体の実質成長率を3.8%から3.5%に下方修正した。ユーロ圏や中国、日本の景気減速が影響。原油安については原油急落で原油輸出国が打撃。米国利上げでは国際金融市場の深刻な不安定化の引き金になりかねないと指摘した。
【世界銀行】
2015年1月13日、2015年の世界の実質成長率を3.4%から3%に下方修正。日本や欧州、ロシア、南米などの成長がふるわないと分析する。
【OECD】
2015年3月18日、日本の見通しを0.8%から1%に上方修正。原油安と政府による財政刺激策、日銀の金融緩和が成長を押し上げる。米国は3.1%に据え置き。ユーロ圏は1.1%から1.4%に上方修正。ECBの金融緩和と原油安による追い風、対ドルでのユーロ安が輸出を増やす。中国は7.1%から7%に下方修正した。世界経済見通しは2014年11月時点で2014年は3.3%、2015年は3.7%とした。