独ダイムラーは、2014年10月21日、米テスラ・モーターズとの資本提携を解消したと発表した。保有するテスラ株の約4%を売却。業務提携は継続し、メルセデス・ベンツBクラスの電気自動車向けバッテリーの購入を今後も続けるもよう。
ダイムラーは2009年5月にテスラに約9%を出資し、テスラ事業の立ち上げを支援。小型車「スマート」の電気自動車初期モデルや2014年から生産を始めた小型車「メルセデス・ベンツBクラス」の電気自動車にテスラ製電池を使ってきた。しかし、ダイムラーは2014年にリチウムイオン電池の基幹部品のセルから電池システムまで一貫生産できる体制を構築。電池製造段階から自前で手がけ、開発の効率化などを狙う。