住友ゴムは、世界のタイヤ需要は年平均で4%伸び、2020年には約20億本に拡大。特に中国を含む新興国市場では2020年に世界の半分を占めると予測している。新興国を中心とした成長市場での拡販、シュミレーション技術の更なる進化と活用、次世代新工法の適用拡大、環境対応商品の拡充などに経営資源を投入し、企業価値の最大化を目指す。 2015年までに中南米、ロシア、中近東、アフリカの5地域の販売比率を現在の2013年の11%から14%まで引き上げる計画。
経営目標
2015年 | 2020年 | |
売上高 | 9400億円 | 1兆2000億円 |
営業利益 | 1000億円 | 1500億円 |
ROE | 15%以上 | 15%以上 |
【2020年のタイヤ需要予測(対2011年増減率)】
国・地域 | 需要本数 | 対11年増減率 |
日本 | 9800万本 | ▲10% |
北米 | 3億9100万本 | 14% |
欧州 | 4億1700万本 | 12% |
中国 | 3億5000万本 | 73% |
中南米 | 1億4500万本 | 65% |
大洋州 | 1億4000万本 | 26% |
インド | 1億3300万本 | 148% |
中近東 | 1億900万本 | 58% |
ASEAN | 7200万本 | 60% |
ロシア | 5900万本 | 36% |
アフリカ | 5400万本 | 41% |
自社ブランド「ファルケン」の戦略
自社ブランドタイヤ「ファルケン」の世界販売本数を2020年に現状の2倍の年4000万本以上に増やす方針。全体のブランド構成比率も20%から30%に引き上げ。主力の「ダンロップ」の販売を拡大しながら「ファルケン」の知名度向上を目指す。
ファルケン | 内容 |
販売本数 | 4000万本以上 |
ブランド構成比 | 20%→30% |