武田薬品工業は2017年1月9日、約6200億円でがん治療薬を手がける製薬会社、アリアド・ファーマシューティカルズを買収すると発表。1~2月にアリアド社の発行済み株式の全てを1株24ドルで取得し、買収資金は借入金と手元資金で賄うという。アリアド社は血液がんの一種である白血病の治療薬を発売済みで、2016年12月期に1億8千万ドル程度の売り上げを見込んでいる。非小細胞肺がんを対象とした薬も臨床試験を実施中で、将来年10億ドル超の売上高を期待できるという。武田はがん、消化器、中枢神経の3つを重点分野に位置づけており、米社買収でがん分野を強化する。
武田 米製薬買収でがん治療薬強化へ
項目 | 内容 |
投資金額 | 6200億円 |
対象 | 米製薬会社アリアド・ファーマシューティカルズ |
買付価格 | 1株24ドル |
取得時期 | 2017年1~2月 |