積水化学工業は2016年4月19日、カーボンナノチューブ(筒状炭素分子)を使って熱を電気に変えるシート「CNT温度差発電シート」を開発したと発表。カーボンナノチューブで作った半導体を使い、温度差によって発電し、身の回りの余った熱で発電できる特性を持つ。

CNT温度差発電シートは、高温多湿で定期的な交換が難しく、昼夜問わず常時監視の必要な設備のセンサー用電源としての用途を想定。大型商業施設の地下、空調配管、エレベーター、大型倉庫、輸送機器などで、シートの特徴が活かされるという。2018年度の製品化を目指す。