モルフォは、ディープラーニングを用いた「Morpho Scene Classifer」という画像を解析して自動でタグ付けする技術を持つ。認識データの本質的な特徴量と非線形認識システムを同時に学習することにより、従来の機械学習に比べて、認識カテゴリ数の増加と認識率の向上を同時に実現できるとしている。
モルフォは、ディープラーニングを用いたネットワークサービス事業を強化。FA・建設・車載関連では、クラウド向けシステムを拡販。放送局関連では、放送局へのクラウド向け動画ソリューションを立ち上げる戦略。
また、2015年12月にデンソーと資本業務提携。ディープラーニングを利用した新しい画像認識技術を使用。自動車のドアミラーやバックミラーを車載カメラの映像で代替させる「電子ミラー」を開発する。デンソーとの資本業務提携で調達する約12億円は、9.5億円を車載機器向け応用技術の研究開発に、2.7億円をマーケティングその他運転資金に充当する。
モルフォのディープラーニングを用いた事業戦略
項目 | ディープラーニング戦略 |
FA・建設・車載関連 | クラウド向けシステムを拡販 |
放送局関連 | 放送局へのクラウド向けソリューションの立ち上げ |
デンソーと資本業務提携 電子ミラーを開発
充当額 | 充当先 | 期間 |
9.5億円 | 車載機器向け応用技術の研究開発投資 | 2016年1月~2020年12月 |
2.7億円 | マーケティングその他の運転資金 |