イランのザンギャネ石油相は2015年3月15日、サウジアラビアやロシアなどが合意した原油の増産凍結方針について、原油生産量が日量400万バレルに達しない限り、増産凍結に参加しないと表明。OPEC3か国とロシアは2月、原油安に歯止めをかけるため、主要産油国の協調を条件に、生産量を1月の水準に据え置くことで合意していた。
国際エネルギー機関によると、イランの2月の生産量は322万バレル。1月に欧米の経済制裁が解除され、50万バレルの増産を決定したが、前月に比べて22万バレル増にとどまった。