関西電力は、2015年7月21日、仏GDFスエズと液化天然ガス(LNG)の調達・販売で提携すると発表した。関西電力が購入する北米産シェールガスをGDFに販売。同量程度を世界各地に保有するLNGプロジェクトから購入。関西電力とGDFの供給地と受入地を組換え、輸送距離を短縮する。
また、関西電力のアジア圏ネットワークとGDFの欧州・大西洋圏のネットワークを活用。両社のLNGをトレーディングし、需給状況に応じた調達と収益確保につながる転売を行う。期間は2019年から2022年。互いに保有する約160万トンのLNGを対象に行う。
関西電力は発電に使わなかったLNGを中国や韓国などで販売している。原子力発電所の再稼働をにらみ、世界規模で購入したLNGの卸売りに進出。電力とガスの全面自由化に備える。
関西電力 仏スエズとLNG事業で提携
項目 | 内容 |
提携 | LNGの組換え、トレーディング |
対象 | 保有するLNGの約160万トン |
期間 | LNGの組換え 2019年~2022年 |
トレーディング 2015年7月~ |