アンジェスMGは、2015年6月15日、エボラ出血熱対策医薬品として抗血清製剤の予備的試験を実施し、良好な結果が得られたと発表した。

抗血清製剤は感染予防効果を得るのに時間が必要なワクチン療法とは異なり、既にウイルスに感染した患者の治療に使用する。ウマなどの動物に病原体や毒素を投与してから血清を精製し、得られた抗体を含む成分を患者に投与する。

アンジェスMGは2015年3月よりDNAワクチンの投与による抗体の産生を検証する実験を実施。ウイルスタンパク質に対する抗体価が有意に上昇することを確認した。