川崎汽船は、2015年3月2日、2015~2019年の経営計画を発表した。2019年に売上高1兆5000億円、経常利益850億円を目指す。設備投資は5年間で3300億円。国内の発電用石炭向けなど長期契約が見込めるばら積み船やLNG船などに戦略的に投資する。


経営計画 2015~2019年

  2014年 2017年 2019年
売上高 1兆3500億円 1兆4000億円 1兆5000億円
経常利益 480億円 600億円 850億円
純利益 250億円 450億円 600億円
有利子負債 5350億円 4600億円 4800億円
ROE 6% 8~9% 10%以上


【船隊整備】

  2014年 2017年 2019年
コンテナ船 70 66 61
ドライバルク船 218 226 239
自動車船 96 95 98
油槽船 25 26 24
LNG船 43 47 61
海洋資源開発 24 25 26
その他 50 54 55
合計 526 539 564


【投資】

設備投資 充当額 内容
3300億円 1700億円 大型コンテナ10隻 大型自動車船10隻など
1200億円 LNG・LPG、海洋資源開発、アジア物流取り込み拡大など
250億円 環境対応
150億円 その他


【株主配分】

項目 方針
配当 年4円を目安に安定配当
株主配分 純利益200億円以上で超過分の30%を配分


参考

川崎汽船の環境目標での外部分析(2015年3月17日発表)。

項目 内容
世界人口 現在約72億人→2050年約90億人
世界経済規模 2050年までに現在の約4倍に拡大
海上輸送 2050年までに現在の約2倍以上に増加