オバマ米大統領は、2014年9月10日、イスラム過激派「イスラム国」への空爆をイラクからシリアに拡大する意向を示した。包括的で持続可能な戦略によって「イスラム国」を弱体化。最終的な壊滅を目指す。
イラク政府と協力し、米要員保護と人道支援以外にも空爆を広げる。イラク政府軍を支援するため、米軍475人を追加派遣し、訓練や情報収集にあたる。イラク新政権の発足を踏まえ幅広い「有志連合」づくりを主導する。また、シリア反体制派を訓練し、装備を供与できる権限を米議会に求める方針。
一方、「米軍の地上部隊が国外で戦うことはない」とし、米地上部隊の派遣は否定した。
米 イスラム国への空爆拡大
項目 | 内容 |
イスラム国への空爆 | イラクからシリアへ拡大 |
米要員保護と人道支援以外にも空爆拡大 | |
米軍475人を追加派遣。訓練や情報収集活動 | |
有志連合づくりを主導 | |
シリア反体制派に装備の供与をできる権限を要求 | |
地上部隊の派遣は否定 |