三菱電機は海外売上高比率を40%から2020年までに50%に引き上げる。計画の約1兆円の売上高増のうち、海外で8000~8500億円、日本で1500~2000億円の増収を計画する。新興国を中心に需要が拡大している電力や交通システムなどの重電分野、自動化設備などで顧客を拡大する。
三菱電機 経営計画
2013年 | 2020年 | |
売上高 | 4兆543億円 | 5兆円以上 |
営業利益率 | 5.8% | 8%以上 |
ROE | 10.9% | 10%以上 |
借入金比率 | 10.3% | 15%以下 |
【M&A】
約2000億円の戦略投資枠を設定。FA機器などの「産業メカトロニクス部門」が対象となるもよう。
北米の戦略
北米の売上高を2020年度までに4000億円から5000億円に高める方針。発電機や配送電機、自動車関連が堅調なほか、空調などの成長余地が大きいとしている。
なお、北米の売上高は全体の売上高の約10%を占めている。
【北米の業績推移】
2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | |
売上高 | 2225億円 | 2481億円 | 3252億円 | 3880億円 |
営業利益 | 33億円 | ▲17億円 | 16億円 | 51億円 |
営業利益率 | 1.5% | ▲0.7% | 0.5% | 1.3% |