アルゼンチン政府は、2018年5月8日、通貨ペソの急落を受け、IMFに支援を要請すると発表した。300億ドル(約3兆2700億円)の融資枠を設定し、通貨防衛に充てる。米長期金利の上昇を受け、ペソは対ドルで急落。アルゼンチン中央政府は、2018年4月下旬以降に3回の緊急利上げを実施。政策金利を40%に引き上げた。

アルゼンチンは4月下旬からドル売り・ペソ買い介入を繰り返し、5月3日までの2週間で外貨準備高は1割減少し、561億ドルとなった。