アジア開発銀行(ADB)は、2017年12月13日、2018年のアジア新興国のGDP伸び率が5.8%になる見通しを発表した。中国経済の減速などで2017年見通しの6%からは鈍化する。
インドは0.1ポイント引き下げの7.3%。原油価格の上昇が影響する。東南アジアは0.1ポイント引き上げの5.2%となる見通し。シンガポールは0.2ポイント引き上げの2.9%。国内のサービス部門が成長を下支えする。フィリピンは0.1ポイント引き上げの6.8%。政府が打ち出しているインフラ整備計画が成長を加速させる。
中国は据え置きの6.4%。所得の増加などを背景に消費が引き続き牽引するものの、重工業が過剰な生産能力を抱えていることから投資が減少する見通し。