日立金属は、2017年11月28日、レアアース総合メーカーの三徳を子会社化すると発表した。投資額は40億円。完了は2018年4月2日。
三徳は、世界で初めてレアアースの溶融塩電解やレアアース急冷合金の量産化に成功するなど、合金組織制御技術を中心に高い技術力を持つ。また、電気自動車(EV)用モーターなどに使われるネオジム磁石の原材料となるネオジム磁石合金では、その製法であるストリップキャスティングに関連する特許を保有し、レアアース総合メーカーとして世界をリードしている。
日立合金は、三徳の子会社化により、ネオジム磁石事業の合金製造から磁石製造、リサイクルまでの一貫生産体制を整備する。