アドバネクスは、2017年6月22日、カーボンナノチューブ事業を開始すると発表した。2018年度以降に商品化する。

カーボンナノチューブは、その結晶が集結しネットワーク化されると抵抗が発生することから、通電により発熱する。一般的に使用されているニクロム線ヒーターに比べて消費電力が少なく、効率的な発電が可能となっている。

アドバネクスは、カーボンナノチューブの結晶を含んだ溶液を調製し、それを塗布した個所に電極を接続することで発熱させるカーボンナノチューブヒーター「HEATNEX」を開発。床・壁暖房などの住設、道路の融雪などのインフラ、温室などの農業、電気自動車などの輸送機器、医療、ロボット分野など様々な市場への展開を見込む。