ANAホールディングスは2017年2月24日、304億円で格安航空会社のピーチ・アビエーションを子会社化すると発表。ピーチの株式は現在、ANAHDが38.7%、香港の投資会社ファーストイースタンアビエーションホールディングスが33.3%、産業革新機構が28%保有しており、ANAHDはファーストイースタンから15.4%、革新機構から12.9%を買い取り、67%まで出資比率を高める。4月10日付で株式を買い増し子会社化する。

ピーチは現在18機で国内・国際合わせて27路線を運航。20年度には35~40機にまで増やす計画で、昨年11月には欧州エアバスの最新小型機「A320neo」10機も発注している。14年3月期には日系LCC一番乗りで営業黒字を達成しており、有望株の取り込みでグループの成長につなげる考え。
 

ANA ピーチ株買い増しで子会社化へ

項目 内容
取得金額 304億円
対象 ピーチ・アビエーション子会社化
出資比率 38.67%→67%
取得時期 2017年4月10日付