セゾン情報システムズとGMOインターネットグループは、2016年12月20日、ブロックチェーンとIoT技術を活用した「本人のみ受取可能な宅配ボックス」の実証実験を行ったと発表した。GMOインターネットのブロックチェーン基板とセゾン情報システムズのIoT技術を活用。本人不在時の再配達や受取の手間の削減、誤配達防止を実現する宅配ボックスの開閉制御システムを開発した。

配送業者が宅配ボックスに荷物を入れると、ブロックチェーン上に納入記録と施錠要求が行われる。荷物を受け取る利用者は、個人に紐付くスマートフォンを通じてブロックチェーン上に解錠を要求。宅配ボックスが解錠し、荷物の受領が記録される。

これを進化させると、解開錠と共に代金を決済することが可能となり、不在時でも代金引換荷物の再配達の必要がなくなるとしている。また、冷蔵対応ボックスで、ネットスーパーなどにおける生鮮品を対象とした宅配サービスも検討する。