楽天は2016年10月28日、89億円で住友商事子会社の爽快ドラッグの全株式を買収すると発表。爽快ドラッグは健康食品や一般医薬品のほか、生活雑貨のネット販売を手掛けている。ネット通販では、定番品を頻繁に買い求める消費者を魅了するサービスの重要性が高まっており、安さや迅速な配達が求められている。楽天はすでに生活関連商品をネット販売するケンコーコムを傘下に収めており、爽快ドラッグの買収で、2社の物流や経営システムを効率化させ、自社で仕入れから販売まで手掛けて販売する事業を拡大し利用者増を狙う。
楽天の4~6月期の国内電子商取引事業営業利益は175億円と前年同期に比べて25%落ち込んでおり、収益力強化に向けて、販売により関与する事業の拡大が不可欠になっている。
楽天 爽快ドラッグ買収で経営システム効率化へ
項目 | 内容 |
買収金額 | 89億円 |
対象 | 住友商事子会社の爽快ドラッグ全株式 |