【日立建機】鉱山機械向け消耗品への大型投資 2016/10/14

日立建機は、2016年10月3日、豪鋳造部品大手のブラッドケンを買収すると発表した。投資額は520億円。TOBを行い、完了は2016年内を予定。買収資金は、自己資金と銀行借入で調達する予定。買収額は、日立建機の2016年度の予想純利益50億円に対し、約10倍の大型投資。

豪ブラッドケンは、世界トップ3に入る鉱山機械向け消耗部品メーカーで、豪州では5割近いシェアを持つ。日立建機はブラッドケンが部品を販売する建機メーカーの情報を共有。世界に幅広く展開するブラッドケンの製造拠点も販売に活かす。ブラッドケンはアジアやアフリカで販売を強化する。

利益率の高いアフターサービスを手厚くすることで鉱山機械の販売に弾みをつける。

【日立建機】

	売上収益	営業利益	純利益	株主持分	資産	自己資本比率
2016年(予)	7000億円	280億円	50億円	-	-	-
2015年	7583億円	340億円	88億円	3959億円	9255億円	42.7％
2014年	8157億円	531億円	250億円	4312億円	1兆545億円	40.5％

【ブラッドケン】

	売上高	EBITDA	純利益	純資産	総資産	自己資本比率
2015年	619億円	36億円	▲147億円	253億円	794億円	31.8％
2014年	730億円	83億円	▲181億円	406億円	1150億円	35.3％
2013年	858億円	107億円	15億円	550億円	1154億円	47.6％

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