トクヤマは2016年9月28日、98億円で太陽電池材料の多結晶シリコンをつくるマレーシア工場を、韓国のOCIに売却すると発表。マレーシア工場は品質トラブルや中国勢の供給過剰による市況悪化の影響で十分な稼働ができず、経営悪化を招いていた。マレーシア子会社の全株式を17年3月末にOCIに譲渡して、太陽電池向けから撤退する。

トクヤマは今後、山口県の工場で手掛け、半導体向けや収益性の高い電子部品の洗浄液などに経営資源を集中する計画。
 

トクヤマ 経営悪化のマレーシア工場を韓国企業に売却

項目 内容
売却金額 98億円
対象 マレーシア子会社の全株式を韓国OCIに売却
譲渡時期 17年3月末