京セラは2016年9月20日、蓄電能力を世界最高にした積層セラミックコンデンサー(MLCC)を開発したと発表。MLCCは電気を一時的に蓄えて電流を安定させる役割などを担っており、スマホ1台あたり約700個が搭載されている。京セラはスマホ向けで、従来と同じサイズで素材を薄く多層に重ねるなどして電気を蓄える容量を増やした。スマホは薄型化やバッテリー容量の拡大が求められており、MLCCの蓄電容量を増やし搭載点数を減らすことで、薄型にしたりバッテリーを置く場所を広げたりと新たな機能を増やすことができる。

2016年内にも量産する計画で、あらゆるモノをネットにつなぐIoT分野での普及も目指すという。
 

京セラ 世界最高の蓄電能力

項目 内容
対象 積層セラミックコンデンサー(MLCC)開発
量産時期 2016年内