クボタは2016年5月8日、約60億円を投じて中国江蘇省蘇州に新工場を建設し、主力製品であるトラクターの生産能力を2倍に引き上げると発表。稼働時期は2017年11月を予定しており、新工場の年間生産能力はトラクタ1万台、ホイールコンバイン1万台を計画。近隣のレンタル工場で生産している分は自社工場に集約し、外注していた一部工程も新工場に取り込むもよう。増強と合わせて原価低減や生産性向上を進め、畑作事業の拡大を目指すという。
中国では、政府が農機を購入する際に価格の20~30%に相当する補助金を出している。当面が継続される方針で、中国の農機市場は2013年の3兆円から2023年に7兆円に拡大する見通し。
また、販売店を900店から2018年をめどに1200店に強化。売上高を2016年見通しの700億円から1000億円規模に増やす。
クボタ 畑作農機事業の拡大に向け中国に新工場
項目 | 内容 |
投資金額 | 60億円 |
対象 | 中国江蘇省蘇州に新工場を建設 |
生産能力 | トラクタ1万台/年 ホイールコンバイン1万台/年 |
稼働時期 | 2017年11月 |