政府・与党は、インフラ整備への資金をほぼゼロ金利で民間企業に融資する仕組みを検討しているもよう。日本経済新聞が報じた。日銀のマイナス金利政策で発行コストが大幅に下がった国債を増発。政策投資銀行など財投機関を通じて民間に貸し出す「財政投融資」制度を活用。国から財投機関に貸し出す金利で0.1%の下限を撤廃し、0.01%といった低金利での貸出を検討しているとしている。
国債発行規模は2兆円から3兆円。主な融資先は北陸新幹線などの延伸や羽田空港への鉄道網の整備などのインフラ整備や保育所や介護施設の新設・改修など「一億総活躍」に関する分野が検討されている。
2015年5月末にまとめる経済対策の柱にし、2016年秋から実施。2017年度予算案にも反映させる方針。
インフラ整備にゼロ金利で融資
項目 | 内容 |
融資額 | 2兆円~3兆円 |
対象 | インフラ整備や保育所・介護施設の新設・改修など |
実施 | 2016年秋~ |