第一三共の2016年から2020年の経営計画。2020年に売上収益1兆1000億円、営業利益1650億円を目指す。
第一三共は、2017年に主力製品である高血圧症治療剤「オルメサルタン」などの特許切れで、売上高が400億円、営業利益が300億円減少する見通し。抗凝固剤「エドキサバン」などを伸ばして克服する。
また、インド後発薬大手の売却などで得た資金を活用し、M&Aとがん治療薬などの新事業に5000億円を投じる。株主還元では、総還元性向を100%以上、配当を年間70円以上としている。
事業戦略として、エドキサバンで売上収益1200億円以上、がん領域に最優先で投資を行い400億円以上、米国事業では、疼痛領域で1000億円以上、ルイトポルド社で1500億円を目指す。
2016年~2020年の経営計画
2015年 | 2017年 | 2020年 | |
売上収益 | 9800億円 | 9400億円 | 1兆1000億円 |
営業利益 | 1300億円 | 1000億円 | 1650億円 |
総還元性向 | - | 100%以上 | |
配当 | 70円 | 70円以上 |
【事業戦略】
項目 | 売上収益 | |
エドキサバン | 1200億円以上 | |
がん事業 | 400億円以上 | |
米国事業 | 疼痛領域 | 1000億円以上 |
ルイトポルド社 | 1500億円 |