独フォルクスワーゲン(VW)は、2015年11月20日、投資計画の見直しを発表した。2016年の自動車部門の投資額を130億ユーロから120億ユーロ(約1兆5700億円)に圧縮する。リコールや制裁金などの支出に備える。
本社のデザインセンター建設延期やメキシコ工場の塗装設備建設を見直す。一方、電気自動車やプラグインハイブリッド車などの開発費を増やす。また、最大市場である中国での投資計画は据え置き。2015年~2019年に総額220億ユーロを投資。2016年は44億ユーロを投じる。
フォルクスワーゲンは2014年に投資計画を策定。2015年~2019年に856億ユーロ。うち自動車部門に643億ユーロ、年平均130億ユーロを投じる計画だった。中国合弁への投資計画は、2015年~2019年に220億ユーロを投じる。
VWの投資計画
2016年 | |
自動車 | 130億円ユーロ→120億ユーロ |
中国 | 44億ユーロ |
【従来の投資計画】
2015年~2019年 | ||
総投資額 | 856億ユーロ | |
自動車 | 643億ユーロ | 年平均130億ユーロ |
中国 | 220億ユーロ | 年平均44億ユーロ |