経済産業省は、発電効率が省エネルギー法の基準を満たさない設備は建設規制を強化し、発電効率の高い設備への切り替えを図る方針。
石炭火力発電では、石炭を粉末にして燃やし、蒸気の力でタービンを回して発電する。一方、石炭をガスにしてから発電する石炭ガス化複合発電(IGCC)では、温暖化ガス排出量を約20%減らせるという。
経済産業省は電力会社やプラントメーカーなどの研究を支援し、2020年頃に発電所を稼動させる方針。また、発電効率がさらに高い石炭ガス化燃料電池複合発電(IGFC)の設備研究を促進。2030年頃の実用化を目指す。
石炭火力発電 発電技術と実用化見通し
石炭火力発電技術 | 実用化 | 温暖化ガス排出 |
石炭ガス化複合発電(IGCC) | 2020年 | ▲20% |
石炭ガス化燃料電池複合発電(IGFC) | 2030年 | ▲28% |