DICは2015年4月15日、約44億円を投じてPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂の生産能力を年産4,000トン増強すると発表。これによりPPS樹脂の生産能力は世界トップクラスの年産23,000トンとなり、生産性を高めた独自のプロセス導入によって高機能樹脂の低コスト生産を実現する。2016年12月に完工し、生産開始は17年。
ハイブリッド車や電気自動車向けの供給が増えており、軽量化を求める自動車部品メーカーの需要を見込み増産を決めた。また軽量化による燃費改善やリサイクル化など地球環境対応型素材としても今後ますます広範な用途展開により需要拡大が期待されている。
DIC 自動車部品向け高機能樹脂増産
項目 | 内容 |
投資金額 | 44億円 |
対象 | 高機能樹脂PPSの増産 |
生産能力 | 年産23,000トン |
生産開始時期 | 2017年 |