太陽日酸はパッケージ型水素ステーション「ハイドロシャトル」を展開。価格は従来型の約2分の1で、車に搭載して移動できるほどサイズがコンパクト。水素の供給の他、場所を移動して供給する出張ステーションとしての役割や水素の運搬車としても運用ができるという。


移動式水素ステーション

太陽日酸と岩谷産業、豊田通商は、3社共同出資で移動式水素ステーションの運営会社を設立。2015年3月下旬をめどに営業を開始。東京都に1ヶ所、愛知県に2ヶ所開設する予定。

燃料電池車(FCV)の需要が見込まれる一方で、水素ステーションの運用場所不足が懸念される時期において、水素を供給する運用場所を確保する。豊田通商は事業運用管理を、岩谷産業と太陽日酸は水素供給設備の整備、新会社への水素供給、現場管理を行う。設備調達にかかる資金は三井住友ファイナンス&リースのリースを活用する予定。

 

移動式水素ステーションの価格は1台2~3億円で、定置型ステーションの半分で済むという。2016~2017年をめどに移動式水素ステーションの価格を1台1億円台に引き下げ定置型ステーションの半分に、2025年までに300台を供給する計画。

  目標
価格 1台1億円台
供給 2025年までに300台


業績推移

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2015年(予) 6500億円 393億円 240億円 - - -
2014年 5593億円 342億円 207億円 3412億円 7823億円 40.5%
2013年 5227億円 305億円 201億円 2984億円 7316億円 37.5%
2012年 4683億円 230億円 ▲20億円 2242億円 6158億円 33.1%
2011年 4774億円 297億円 212億円 2196億円 6070億円 33.1%
2010年 4836億円 341億円 127億円 2074億円 6176億円 31.2%