リクルートホールディングスは求人の「リクナビ」、旅行の「じゃらん」、住宅の「SUMO」などの媒体で様々な情報を取り扱う。長期ビジョンを、2020年をめどに人材メディア事業と人材派遣事業でグローバルナンバーワン、2030年をめどにグループ全ての事業でグローバルナンバーワンを目指すことに設定。株式上場によりグローバルにおける信頼性の確保や財務基盤を強化。既存事業の収益性の向上とM&Aで成長を目指し、海外売上高比率を2013年の23%から2020年に50%を目標とする。


新規上場概要

上場予定日 2014年10月16日
1単元株式数 100株
主幹事 野村證券
公募・売出 2950万6200株
オーバーアロットメント 539万7900株
仮条件 2800円~3100円
ブック・ビルディング期間 2014年9月30日~2014年10月3日
公開価格 3100円

【主要株主】 

株主 保有割合
大日本印刷 6.61%
凸版印刷 6.61%
電通 5.26%
三井物産 5.26%
あおぞら銀行 4.21%
NTTデータ 3.59%


業績 

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2013年 1兆1915億円 1220億円 654億円 5466億円 8603億円 63.2%
2012年 1兆492億円 1281億円 718億円 4192億円 8085億円 51.5%


経営戦略 

IT化推進に向けた施策を実施する。WEBスペシャリストの採用を拡大。新卒採用の開始や中途採用の拡大で1000名体制とする。また、WEBスペシャリスト育成のためのIT開発センターを設立。ミドルウェア、ウエアラブルなど先端領域への投資に特化した50億円のファンドも設立する。

また、クライアントの業務をITシステムで無償代行するサービスを提供し、取引数を拡大させる。ヘアサロン検索・予約サイト「ホットペッパービューティ」ではヘアサロン・ネイルサロンなどの空席・予約管理を代行するシステムを、飲食店向けには予約管理を代行するシステムを無償提供。クライアントの業務効率化を支援し、空席情報をもとにした広告を掲載することで取引数を拡大する。

また、国内既存事業で安定的に生み出されるキャッシュをベースに、国内外を含めたM&Aを実施。海外売上比率を2013年の23%から2020年に50%を目指す。

  2013年 2020年
海外売上比率 23% 50%