日立マクセル(6810)は、エネルギー、産業用部材料、電気・コンシューマー製品の製造・販売を展開している。自動車分野、住生活・インフラ分野、健康・理美容分野を成長3分野と位置付けて市場を開拓。特に車載用カメラやタイヤ空気圧監視システム向け耐熱コイン型リチウム電池などを主軸として確固たるポジションを築く方針。また、ROEを重視した経営を実践し、中期的には8%を目指すとしている。 {新規上場概要}
 上場予定日  2014年3月18日
 1単元株式数  100株
 主幹事  SMBC日興證券
 公募・売出  3522万7700株
 オーバーアロットメント  177万2300株
 仮条件  1990~2070円
 ブック・ビルディング期間  2014年3月3日~2014年3月6日
 公開価格  2070円
{主要業績指数推移}
  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2012年 1092億円 19億円 5億円 1237億円 1571億円 78.6%
2011年 1205億円 32億円 18億円 891億円 1223億円 72.1%
2010年 -  -  -  -  -  - 
2009年 1398億円 4億円 ▲73億円 1571億円 2000億円 78.2%
2008年 1726億円 ▲15億円 ▲241億円 1642億円 2168億円 75.7%
【セグメント別業績推移】
2011年 2012年
売上高 営業利益 売上高 営業利益
 エネルギー 254億円 9億円 222億円 1億円
 産業用部材料 514億円 26億円 452億円 13億円
 電気・コンシューマー 436億円 0.7億円 417億円 3億円
【エネルギー】 民生用リチウムイオン電池など二次電池が70%、一次電池が30%強となっている。新たな事業として、中小型の無停電電源や移動体向けの産業用リチウムイオン電池、補聴器やキーレスエントリーなど携帯デバイス向けコイン型リチウム二次電池、住宅用のポータプル蓄電池や太陽電池などを用いた発電を育成している。 【産業用部材料】 コンピューターテープが30%、粘着テープが30%、光学部品・合成樹脂成形品が20%となっている。 【電気・コンシューマー】 プロジェクターが40%、光ディスクが20%、小型電気機器が10%、アクセサリーが20%、乾電池が10%となっている。 {経営戦略} 自動車分野、住生活・インフラ分野、健康・理美容分野を成長3分野と位置付けて市場を開拓。特に車載用カメラやタイヤ空気圧監視システム向け耐熱コイン型リチウム電池などを主軸として確固たるポジションを築く方針。また、ROEを重視した経営を実践し、中期的には8%を目指すとしている。