カメラ映像工業会は、2014年2月3日、デジタルカメラの出荷統計を発表した。一眼レフとミラーレス一眼を併せたレンズ交換式デジカメの2013年の総出荷台数は1713万台と前年比15%減少した。日本向けの出荷は233万台と27%増、海外向け出荷は1479万台と19%減だった。2014年の総出荷台数は1670万台と2%減。日本向けは250万台と8.7%増える一方、海外は1420万台と4.1%減を予測している。 ニコンは2015年のレンズ交換式デジカメ市場が2400~2600万台と年25~35%成長すると予測している。一方、コンパクトデジタルカメラ市場は5000~6000万台と年15~25%縮小すると予測している。
デジタルカメラの出荷台数と見通し
【レンズ交換式デジカメ出荷台数】
2014年2月3日、カメラ映像工業会は一眼レフとミラーレス一眼を併せたレンズ交換式デジカメの2013年の総出荷台数は1713万台と前年比15%減少したと発表した。日本向けの出荷は233万台と27%増、海外向けの出荷は1479万台と19%減だった。2014年の総出荷台数は1670万台と2%減で、日本向けは250万台と8.7%増える一方、海外は1420万台と4.1%減を予測している。
レンズ交換式 | 総出荷台数 | 日本 | 海外 |
2014年 | 1670万台 | 253万台 | 1420万台 |
2013年 | 1713万台 | 233万台 | 1479万台 |
【ニコンの見通し】
ニコンは2015年のレンズ交換式デジカメ市場が2400~2600万台と年25~35%成長すると予測している。一方、コンパクトデジタルカメラ市場は5000~6000万台と年15~25%縮小すると予測している。
2015年 | ||
レンズ交換式 | 2400~2600万台 | 年25~35%成長 |
コンパクトデジカメ | 5000~6000万台 | 年15~25%縮小 |
スマートフォンカメラ動向
電子部品各社は、スマートフォンのカメラに使う手ぶれ補正用部品アクチュエーターを増産する。ミツミ電機は2014年に世界出荷量を前年比3倍の6000万個に増やす。アルプス電気も増産体制を整える。2014年度の手ぶれ補正付きスマートフォンの世界出荷台数は前年比3倍以上の1億台に達する見通し。なお、スマートフォンアクチュエーター市場は日本勢が約60%のシェアを握っているようだ。