米国の郊外で廃墟同然の「デッドモール」が増えている。現在、米国には約11万6000のショッピングモールがある。クレディ・スイスの推計では、米国の最大4分の1が2022年までに消滅する。米国のモール空室率は2018年10~12月期に9%となっている。調査会社コアサイト・リサーチによると、2018年に全米で5524の店舗閉鎖が決まった。
米最高裁は、2018年6月、州政府がネット通販事業者から売上税を徴収することを認める判決を出した。これまでは州内に店舗や物流施設など物理的拠点を持たない業者には、売上税の納付を義務付けることができなかった。2017年には最大134億ドルの税収が失われたとの試算がある。判決後、約30の州が課税の法制化を実現させ、残りの州も準備を進めている。