荒川化学工業は、2018年1月29日、コスモエネルギーホールディングスと丸善石油化学の3社で、水素化石油樹脂の製造及び販売を行う新会社を設立すると発表した。荒川化学工業が51%、コスモが14%、丸善石化が35%を出資する。

世界的に紙おむつなどの衛生材料の需要が拡大するにつれ、紙おむつなどの組立に用いられるホットメルト接着剤の原料である水素化石油樹脂の需要も増加。2020年末をめどに新会社で生産設備を設置する。生産能力は年2万トン。売上高は50億円~70億円を見込む。

将来的には、更なる水素化石油樹脂市場の伸長に応えるため、丸善石化が持つ未利用留分の有効利用をさらに進めるために、新会社における水素化石樹脂製造設備の増設に関する検討を進めるとしている。