米半導体のブロードコムは、2017年12月4日、クアルコムに経営陣の交代を要求すると発表した。2018年3月の株主総会に向けて委任状争奪戦に入る。
米半導体大手のブロードコムは、2017年11月6日、クアルコムへの買収提案を発表した。負債の引受を含めた買収額は1300億ドル(約15兆円)。1株あたり70ドル。
一方、米クアルコムは、2017年11月13日、米ブロードコムによる買収提案を拒否すると発表した。1株あたり70ドルではクアルコムの企業価値を過小評価しているとした。
ブロードコムの主力事業は通信用インフラ向け半導体。スマートフォン向けの小型通信部品なども手がける。クアルコムはスマートフォン向け通信半導体やCPUで高いシェアを持つ。