日本工作機械工業によると、2016年の工作機械受注額は15.6%減の1兆2500億円だった。海外は19.6%減の7194億円。円高や世界経済の不透明感が影響した。日本は9.5%減の5305億円だった。


工作機械受注額推移

  2014年 2015年 2016年
受注額 1兆5785億円 1兆4804億円 1兆2500億円
海外 1兆516億円 8941億円 7194億円
日本 5368億円 5862億円 5305億円


【2015年】
2015年の工作機械受注額は1.9%減の1兆4804億円だった。海外は11.7%減の8941億円。中国の景気減速や原油価格の下落による北米の一般機械向け需要の減少などが響いた。日本は18.1%増の5862億円。老朽化設備の更新需要や補助金の後押しを受け好調。自動車や一般機械向けを中心に拡大した。


【2014年】
2014年の工作機械受注額は30%増の1兆5785億円。海外は米国の自動車向けを中心に好調。中国ではスマートフォンや電子機械向けに受注が拡大。欧州でもドイツを中心に回復した。日本は補助金や税制優遇など国の政策が後押し。金型や機械部品向けが好調だった。