大同メタルは2016年12月23日、約125億円でタイで自動車エンジン用のアルミ鋳物事業を手掛ける旭テック傘下の「ATAキャスティングテクノロジージャパン」を買収すると発表。旭テックからATAキャスティングの全株式を譲り受け、2017年1月にも完全子会社とする。
ATAキャスティングは子会社を通じ、タイで年間80億円規模のアルミ鋳物事業を手がけており、タイに進出している自動車メーカーなどに、シリンダーヘッドカバーなどエンジン関連のアルミ鋳物部品を供給している。大同メタルは部品会社も含めて世界の車メーカーと幅広く取引しており、こうしたネットワークを使えば販売面などで相乗効果が得られると判断。既存の販売網を利用することで、アルミ鋳物製品の売り上げを伸ばす狙い。
大同メタル アルミ鋳物事業取得で販売強化
項目 | 内容 |
買収金額 | 125億円 |
対象 | 旭テックの子会社「ATAキャスティングテクノロジージャパン」全株式 |
取得時期 | 2017年1月 |