日清製粉グループの日清製粉は2016年10月27日、約68億円を投じて米国での小麦粉の生産能力を約70%増強すると発表。現地子会社のミラー・ミリング・カンパニーのサギノー工場(米国テキサス州)に新ラインを増設し、現在600トンの生産能力を1480トンまで引き上げる。稼働時期は2019年を予定。日清製粉の海外生産能力は、増強により日産約8300トンとなり、国内の約8100トンを抜くことになる。
テキサス州は、全米の中でも人口の伸び率が高く、主食の原料である小麦粉の販売も好調で、生産能力拡大が必要と判断。日清製粉グループは海外売上比率の拡大を掲げており、北米の事業基盤の拡大に取り組むという。
日清製粉 米国で小麦粉生産能力を拡大
項目 | 内容 |
投資金額 | 68億円 |
対象 | サギノー工場に新ライン増設 |
生産能力 | 600トン/日→1480トン |
稼働時期 | 2019年 |