シーズ・ホールディングスは2016年7月11日、米日用品・医薬品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)グループと資本・業務提携すると発表。J&Jの子会社に対し、創業者らが保有する株式のうち、822万株を売却する。また、シーズHDが145万株分の新株予約権を割り当てる。手続き完了後、J&JはシーズHDの株式を最大19.9%保有する第2位の株主となり、新株予約権の割り当てによるシーズHDの資金調達額は最大で35億円になる見通し。

資本・業務提携に伴い、シーズHDは化粧品ブランド「ドクターシーラボ」などの事業ライセンスをJ&Jのアジア統括会社に譲渡する計画。J&Jが日本以外の国で、シーズHDの商品の販売を担い、日本ではシーズHDがJ&J商品の一部の販売を請け負うという。世界大手との提携で、海外事業のリスクを低減し、経営資源を国内事業に振り向ける。