MUTOHホールディングスは、2016年2月18日から人の臓器に近い感触の模型を3Dプリンターでつくるサービスを開始する。実物の臓器に近い形状と感触を体験でき、血管を縫合する練習や手術の事前シュミレーションなどに使用。手術経験が浅い医師の実習などでの利用を見込む。初年度売上高2000万円を目指す。
MUTOHは3Dプリンター事業を数年で20~30億円と売上高の10%程度の主力事業に育てることを目標としている。2014年1月からはMUTOH製パーソナルタイプの3Dプリンターの製造・販売を開始。2015年4月には金属3Dプリンターを事業化。自動車シートの骨格など大型部品の試作分野を開拓している。
MUTOHホールディングスの3Dプリンター事業
【目標】
項目 | 内容 |
3Dプリンターの目標 | 数年で20~30億円と売上高の10%程度の主力事業に育てる |
【推移】
年月 | 内容 |
2016年2月 | 人の臓器に近い感触の模型を3Dプリンターでつくるサービスを開始 |
2015年4月 | 金属3Dプリンターを事業化。自動車シートの骨格など大型部品の試作分野を開拓 |
2014年1月 | MUTOH製パーソナルタイプの3Dプリンターの製造販売開始 |
MUTOHホールディングスの業績分析
中国を中心とするアジア地域の景気減速やユーロの為替の円高傾向による押し下げ、欧州地域の競争激化による製品価格の下落で減収。製品ラインナップの拡充と製品開発のために開発投資を強化しておりコスト高となっている。
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2015年(予) | 238億円 | 7.3億円 | 2.5億円 | - | - | - |
2014年 | 234億円 | 13億円 | 26億円 | 250億円 | 320億円 | 75.5% |
2013年 | 231億円 | 20億円 | 23億円 | 214億円 | 329億円 | 62.9% |
2012年 | 179億円 | 7.1億円 | 2.6億円 | 191億円 | 273億円 | 67.6% |
2011年 | 204億円 | 13億円 | ▲4.2億円 | 186億円 | 270億円 | 66.4% |