オークマは、本社工場に最新鋭の管理システムやロボットを採用する次世代工場を2棟新設する。投資額は400億円。期間は2016年~2017年。2014年度の経常利益136億円に対して2.9倍、純利益115億円に対して3.47倍の大型投資となる。


次世代工場を新設

項目 内容
投資額 400億円
対象 次世代工場を2棟新設
期間 2016年~2017年


大型投資内容と効果見通し

2015年度中に本社工場と可児工場に老朽化した既存工程を移管・更新するための施設を1棟ずつ建設。その上で最新鋭の設備を備えた次世代工場を新設する。タブレットを使い生産工程を見える化したシステムを導入。受注の予測精度を高める管理システムを導入。納期を従来の30~40%ほど短縮し、国内の生産能力を売上高ベースで2000億円と約50%高める。

項目 内容
納期 30~40%短縮
生産能力 売上高ベースで2000億円と約50%増


財務

2015年度経常利益見通し210億円、純利益見通し130億円と保有現金408億円から、投資400億円に対する財務は健全に推移。

  2014年
現金及び預金 408億円
有利子負債 142億円


オークマの業績推移

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2015年(予) 1800億円 190億円 118億円 - - -
2014年 1662億円 136億円 115億円 1289億円 2001億円 61.9%
2013年 1343億円 95億円 79億円 1152億円 1823億円 60.7%
2012年 1337億円 101億円 75億円 1070億円 1653億円 62.7%
2011年 1405億円 101億円 83億円 953億円 1669億円 55.5%


参考

 ・オークマは生産の約90%を日本国内で手がける。