アインファーマシーズはドラッグストアを2014年の56店舗から2020年までに約100店舗にするもよう。年間5店舗程度を出店するとしていた計画を大幅に変更する。化粧品を充実させた店舗を大都市の主要駅前などに出店する。また、中国や台湾、タイなどにも化粧品を充実させた店舗を出店する方針。
主力の調剤薬局以外の事業を強化。ドラッグストアを含む物販事業の売上高を2014年の178億円から2020年までに500億円に引き上げる計画。
アインファーマのドラッグストア出店計画
2014年 | 2020年 | |
ドラッグストア | 56店舗 | 100店舗 |
アインファーマのドラッグストア事業と他社との比較
2014年度のアインファーマのドラッグストア事業の営業利益率は0.6%であるのに対し、ドラッグストア企業のマツモトキヨシは3.6%、サンドラッグは5.8%、スギホールディングスは5.4%と大きく差がある。
アインファーマはドラッグストアの店舗数を約100店舗に拡大することに伴い、利益率を高めることが課題となる。
【アインファーマのドラッグ事業推移】
2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | |
売上高 | 153億円 | 167億円 | 179億円 | 178億円 |
営業利益 | 1.2億円 | 0.1億円 | 0.2億円 | 1.1億円 |
営業利益率 | 0.8% | 0.08% | 0.1% | 0.6% |
店舗数 | 56店舗 | 61店舗 | 59店舗 | 56店舗 |
【主要ドラッグストア企業の業績】
マツモトキヨシ | サンドラッグ | スギHD | |
売上高 | 4855億円 | 4458億円 | 3836億円 |
営業利益 | 176億円 | 259億円 | 208億円 |
営業利益率 | 3.6% | 5.8% | 5.4% |
店舗数 | 1528店舗 | 979店舗 | 947店舗 |