コナミはカジノ機器の製造・販売子会社をラスベガスとシドニーに設立。全世界で365のライセンスを取得している。2013年10月にラスベガスでスロットマシンなどカジノ向けゲーミング機器の第2工場を建設開始。2015年夏に竣工すると生産規模は2.3倍となり、米州・豪州や東南アジアのカジノ市場に対応する。新工場の稼動で、売上高250億円から500億円にする目標。なお、スロットマシンは監督官庁の厳しい認可基準があり、参入障壁は高い。
コナミ カジノ関連の5材料
項目 | 内容 |
カジノ関連材料 | 日本でカジノ施設への投資を目的とした子会社設立 |
全世界で365のライセンスを保有 | |
ラスベガスとシドニーにカジノ機器の製造販売子会社を設立 | |
ラスベガスでゲーミング機器第2工場を建設。2015年夏稼働 | |
スロットマシンは参入障壁が高い |
カジノ施設への投資
2014年5月28日、日本版カジノ法案の国会での成立に合わせて、日本におけるカジノへの投資を目的とした子会社を設立すると発表した。法案通過後、100%出資の「コナミゲーミングジャパン」を速やかに設立する。
カジノ事業
カジノ施設武器スロットマシンやカジノ・マネジメント・システムの開発・製造・販売を手がける。
【カジノオペレータ向け支援システム(シンクロス)】
シンクロスは、スロットマシンの情報や顧客情報、会計などの管理をリアルタイムで行うシステム。カジノ運営者はシンクロスで蓄積された情報を分析することで、会計管理や安全管理、経営判断などに利用できる。
【カジノ機器製造・販売ライセンス】
項目 | 内容 |
ライセンス | 米国36州 |
カナダ8州 | |
オーストラリア8州 | |
ニュージーランド | |
シンガポール |
業績推移
売上高 | 税引前利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2015年(予) | 2280億円 | 160億円 | 95億円 | - | - | - |
2014年 | 2181億円 | 159億円 | 94億円 | 2350億円 | 3297億円 | 71.1% |
2013年 | 2175億円 | 92億円 | 38億円 | 2257億円 | 3202億円 | 70.3% |
2012年 | 2259億円 | 219億円 | 131億円 | 2259億円 | 3229億円 | 69.8% |
2011年 | 2657億円 | 400億円 | 230億円 | 2157億円 | 3280億円 | 35.7% |
2010年 | 2579億円 | 190億円 | 129億円 | 1984億円 | 3138億円 | 61.8% |
【カジノ事業】
2012年 | 2013年 | 2014年 | |
売上高 | 249億円 | 316億円 | 338億円 |
営業利益 | 56億円 | 73億円 | 63億円 |
営業利益率 | 22.4% | 23.1% | 18.7% |