愛三工業は、2014年7月7日、公募増資などで最大51億円を調達すると発表した。調達する資金は38億円をメキシコのエンジン部品工場の設備投資に、7億円を研究開発拠点の新設費用に充当する。発行済み株式総数は約11.2%増える見通し。

愛三工業はフューエルポンプモジュールやスロットルボデーなど燃料系・吸排気系を主体に自動車部品の開発・生産・販売を行っている。


増資概要

払込期日 2014年7月22日~2014年7月25日
1単元株式数 100株
主幹事 野村證券
公募・売出 550万株
オーバーアロットメント 80万株
払込価格決定日 2014年7月14日~2014年7月17日

【資金使途】
 増資で調達する資金は38億円をメキシコのエンジンバルブ製造設備やスロットルボデー製造設備などの設備投資に、7億円を研究開発拠点の新設に充当する。

投資額 内容
38億円 メキシコのエンジン部品工場の設備投資
7億円 研究開発拠点の新設


業績 

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2014年(予) 1980億円 98億円 60億円 - - -
2013年 1929億円 99億円 55億円 703億円 1608億円 42.1%
2012年 1702億円 81億円 ▲7.8億円 609億円 1488億円 39.6%
2011年 1498億円 48億円 18億円 583億円 1374億円 41.4%
2010年 1508億円 52億円 3.2億円 578億円 1255億円 44.9%


経営計画 

2020年ビジョン実現のため、商品力の強化では、小型・軽量化による燃費向上や流体制御・システム適合ノウハウを活かした商品を投入。新製品の開発では、強みを持つガス燃料などの分野で次世代の動力源に向けた製品開発を加速。グローバル供給力の強化では、アジアや米国への供給体制を拡充。成熟市場である日本では新工法の開発や効率的な生産体制を構築する。

項目 内容
商品力の強化 小型・軽量化による燃費向上
流体制御やシステム適合ノウハウを活かした商品を投入
新製品の開発 ガス燃料などで次世代動力源に向けた製品開発
グローバル供給 アジアや米国への供給体制を拡充