ダイトは、2014年7月10日、公募増資などで最大約25億円を調達すると発表。7月22日に発行価額が1株あたり1775円に決定し、約24億円調達することとなった。調達した資金は本社工場への設備投資に充当する。発行済株式総数は15.1%増加する見通し。
ダイトは、医療用医薬品や一般医薬品の原薬及び製剤の製造販売や仕入販売、製造受託事業を展開している。
増資概要
払込期日 | 2014年7月29日~2014年7月31日 |
1単元株式数 | 100株 |
引受人 | 大和証券 野村證券 SMBC日興證券 三菱UFJモルガン・スタンレー |
公募・売出 | 130万株 |
オーバーアロットメント | 19万5000株 |
発行価額 | 1775円 |
【資金使途】
調達する資金は本社工場への設備投資に充当する。
充当額 | 内容 | 期間 |
25億円 | 本社工場への設備投資 | ~2016年 |
業績
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2014年(予) | 345億円 | 34億円 | 22億円 | - | - | - |
2013年 | 311億円 | 29億円 | 18億円 | 166億円 | 366億円 | 44.4% |
2012年 | 289億円 | 25億円 | 17億円 | 150億円 | 347億円 | 42.4% |
2011年 | 271億円 | 25億円 | 13億円 | 115億円 | 299億円 | 38.5% |
2010年 | 252億円 | 18億円 | 9.9億円 | 103億円 | 290億円 | 35.7% |
経営計画
主力のジェネリック医薬品事業では、販売体制の強化や生産設備の拡充などにより、ジェネリック医薬品向け原薬を中心とした販売拡大を目指す。また、今後も市場の拡大が見込まれる抗がん剤などの高薬理活性物質にかかる事業展開の本格的な展開や国内外のメーカーから医薬用医薬品・OTC医薬品の新規製造受託を獲得し、生産をフル稼動させることにより、収益の拡大を図る。
海外市場への展開では、成長性の高い中国や市場規模の大きい米国をターゲットとして、海外向けの販売拡大や生産拠点の確立を目指す。
【ジェネリック医薬品市場】
2013年 | 2018年 | |
数量シェア | 46.9% | 60% |