財務省は、2014年7月17日、日本、中国、韓国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の計13カ国が外貨を融通しあう通貨交換協定「チェンマイ・イニシアチブ」を拡充する契約が発行したと発表した。参加国各国が拠出金を2倍に増やして資金枠を1200億ドルから2400億ドルに拡大。今後さらに拡大する案も検討されている。

チェンマイ・イニシアチブとは、アジアで金融危機が発生した場合、国際通貨基金(IMF)と関係なく資金支援を受けられる融資策。各国が金融危機でIMFから資金支援を受けるには審査に2~3週間かかる。各国が手数料を支払い、事前に設定した額をいつでも引き出せるようにする仕組みを導入。緊急時には他の参加国への要請なしで資金を得ることができる。


チェンマイ・イニシアチブ(CMI)

項目 内容
資金枠 1200億ドル→2400億ドルに拡大
用途 アジアでの金融危機への資金支援