日本金銭機械は、2014年8月1日、スロットマシンに使用するチケットのプリンター・ユニットの製造・販売会社であるフューチャーロジック社の全持分を取得すると発表した。取得額は約74億円。資金は手元資金と金融機関からの借り入れにより調達。完了日は8月29日。
現在スロットマシンでは紙幣識別機ユニットとプリンター・ユニットをセットで搭載し、プレイごとに硬貨を使用せずにプレイできるチケット・イン・チケット・アウトシステム(TITO)が主流になっている。フューチャーロジック社の取得により、紙幣識別ユニットとプリンター・ユニットの双方をラインナップに整えることができるとしている。北米やアジアのカジノ新設に伴う需要増を取り込む。
日本金銭機械 カジノ機器会社を買収
項目 | 内容 |
取得額 | 74億円 |
対象 | フューチャーロジック社100% |
完了日 | 2014年8月29日 |
【フューチャーロジック社】
2011年 | 2012年 | 2013年 | |
売上高 | 44億円 | 43億円 | 48億円 |
営業利益 | 8.4億円 | 4.3億円 | 8.6億円 |
純利益 | 6.5億円 | 2.6億円 | 5.9億円 |
純資産 | 23億円 | 20億円 | 20億円 |
総資産 | 27億円 | 27億円 | 26億円 |