次期気象衛星ひまわり8号が2014年10月7日に打ち上げを予定している。種子島宇宙センターから打ち上げられ、2015年夏から観測を始める予定。

ひまわり8号は、現行のひまわり7号で白黒のみだった画像がカラー化。観測間隔は地球全体で30分から10分に短縮。日本付近や台風発生時の周辺海域など特定の範囲では2分半ごとの観測が可能になる。雲中の水蒸気量や海面水温など撮影できる画像も7号の3倍以上に増加。20分程度で急速発達することがある積乱雲をとらえ、ゲリラ豪雨の予測につなげる。

ひまわり8号は三菱電機が作製。8号と9号で気象庁と約340億円で契約した。管制業務の民間委託などで運営コストを大幅に削減した。三菱電機は日本の気象庁に加え、新興国など海外でも受注を目指すもよう。


気象衛星ひまわり8号

項目 内容
画像 白黒→カラー
観測間隔 30分→10分
撮影可能画像数 3倍以上に増加

【三菱電機】

項目 内容
契約 340億円
対象 ひまわり8号、9号