日本触媒は、2014年4月17日、中期経営計画を発表した。2020年の売上高5000億円、経常利益500億円を目標とする。設備投資では紙おむつ材料の高吸水性樹脂(SAP)とその原料のアクリル酸で2020年までに1500億円を投じる。現在の56万トンのSAP年間生産能力を約50%に増やす。SAPは幼児向け紙おむつが好調な東南アジアを中心に年7~8%伸びている。候補地は川崎や千葉、米国、インドネシアなどで、2014年夏にも決定する見通し。
{経営計画}
【設備投資】
2014年~2016年は、既存製品で一層の競争力向上を図る。また、前経営計画で計画・完工したプラントを含め、全てのプラントを高稼働させるめどを早期にたてる。
項目 | 2020年 |
売上高 | 5000億円 |
経常利益 | 500億円 |
ROA | 9.5% |
新規製品売上高 | 470億円 |
2014年~2016年 | 2017年~2020年 | |
設備投資 | 600億円 | 1400億円 |
戦略投資 | 500億円 |