国内では東日本大震災の復興需要で、住宅整備や集団移転に向けた本格的な土木工事の着工による建設機械需要が増加している。 一方、中国では公共工事が増えて油圧ショベルの販売が底入れするも、大型鉱山機械はまだ需要が出てきていないことから株価はもみ合いが続いている。大型鉱山機械の復調が株価上昇のカギとなる。
小松製作所
2015年までの中期経営計画では、鉱山機械需要は2013年に約25%減少。その後、徐々に回復し、2015年に2012年と同レベルになると予想している。 一方、2014年4月25日発表の2014年見通しでは、2013年は53%減少、2014年も前年比38%と更に落ち込む見通しを示している。
2012年 | 2013年 | 2014年(予) | |
鉱山機械需要 | 7000台 | 3800台 | 2000台 |
鉱山機械売上高 | 6145億円 | 5063億円 | 4190億円 |
【需要予測(中期経営計画)】
需要 | 地域 | 内容 |
主要7建機 | 北米・中近東 | 復活基調 |
中国 | 2012年度が底 | |
中南米・CIS | 当面安定成長 | |
鉱山機械 | 2013年度需要は約25%減。 | |
徐々に回復し2015年度に2012年度と同レベルに |